NPO法人健康体操指導ワーカーズ

認定特定非営利活動法人 
健康体操指導ワーカーズ
〒185-0003
国分寺市戸倉4-10-52

TEL. 042-329-1227

設立趣旨

 わが国は世界一の長寿国になりましたが、健康で暮らせる健康寿命は9〜13歳も低いと言われています。2000年から導入された介護保険制度も、暮らしを支えるものの一つとして定着してきましたが多くの高齢者の方々は多少障害があっても自立して人間らしく生き続けたいと願っています。
 2006年の改正介護保険法では介護予防として機械による筋力トレーニングが導入されましたが、高齢者が増え続ける中、世論調査でも8割の方が運動を勧められたら行ってみたいと回答し、機械によるトレーニングだけではとても対応できません。
 このように健康づくりへの関心は高く情報は溢れています。しかし、この身体活動(運動)は何をどのようにすればいいのかが難しく一人では長続きしないのが実態です。
 また、スポーツは危険や偏りを伴い健康づくりとイコールではありません。特に高齢者の健康維持は、加齢に伴う身体の変化に対し正しい方法で行わなければ効果が期待できないことから、福祉先進国のスウェーデンで半世紀前から行われている年金受給者のための体操(Pensionärs Gymnastik)を基本に、有酸素運動・筋力トレーニング・ストレッチ及び日常動作訓練を椅子やボールなどを使って行う健康づくりの総合体操として「自立生活体操」の名称で、健康体操指導ワーカーズが独自に開発し指導してきました。
 しかし、運動不足による生活習慣病は年齢を問わず徐々に増え大きな問題です。これらの対策として生活習慣病予防には健康体操を、子育て支援を含めた親子体操など身体の発達や変化に応じた総合体操をさらに開発し指導なければ健康寿命は伸ばせません。同時に、どんなに良いプログラムであっても生活の中に習慣化されなければ意味がありません。
 私たちは日本各地に誰もが健康づくりの身体活動を身近で気軽に行え、長続きできるように歩いて行ける場所に体操を行うグループをつくる支援をし、音楽を使って楽しくリード出来る指導者を多数養成し、常に研究をしながら責任を持って指導していきます。また、各行政の施策を市民サービスとして実現させるには、市民ニーズを把握し、きめ細かな対応が出来る市民と協働で行うことが不可欠です。「健康づくり協働事業」を積極的に進めていきます。
 私たちは、広く一般市民に対し、健康増進のための身体活動(体操)を通じて健康寿命を延ばし、だれもが社会の一員として自立し、生き続けられる為の生活の質を高めるお手伝いをすることで住み慣れた地域で暮し続けられる「地域福祉型社会」をめざします。以上のことを達成するには更に大勢の力と継続した組織運営がなされることが必要です。私たちは健康づくりの体操を正しく指導する責任ある組織として社会に信頼される団体であることを明確にするため、認定特定非営利活動法人健康体操指導ワーカーズを設立しました。

2005年 9月 18日

NPO法人健康体操指導ワーカーズ
10周年記念フォーラム(2012.6.17)

国分寺市長をはじめ、行政と市民200名を越える参加で、介護予防は行政と市民の協働でつくることが、最大の効果を生むことを確認し合いました。